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屋根にお勧めの弱溶剤形の錆止め 

更に細かく分けてみましょう!!

使用箇所、条件によって使う錆止めも変わってきます。例えば建物内部、外部、鉄骨、屋根、ビル、橋梁・・・等々、より専門的になってきますが、ここでは屋根用の錆止めとして最適な錆止めを数種類ご説明致します。

トタン屋根にお勧めの錆止め!!

お手軽品から超重厚タイプまで並べてみました!!

  1. ハイポンルーフデクロ  -ターペン可溶1液速乾変性エポキシ系屋根用さび止め塗料-

  2. 1液ハイポンファインデクロ  -ターペン可溶1液速乾変性エポキシ系さび止め塗料-

  3. ハイポンファインプライマーⅡ  -弱溶剤形2液エポキシ樹脂さび止め塗料-

  4. ハイポン20ファイン -弱溶剤形変性エポキシ樹脂下塗り塗料- JIS K 5551 JASS 18 M-109

商品の説明見出しを見るとお気づきになると思いますが、全てエポキシ系の錆止めです。

ここでエポキシ樹脂についてどのような樹脂かご説明しますね!!

エポキシ樹脂とは??

『エポキシ樹脂とは、高分子内に残存させたエポキシ基で架橋ネットワーク化させることで硬化させることが可能な熱硬化性樹脂の総称』      -by Wikipedia -  

と言っても何の事だかさっぱりわかりませんね・・・ 

まぁ、丈夫な樹脂と言う事ですね!!

と言う事でもっと、かいつまんでご説明します。

エポキシ樹脂の特徴は、耐水性、耐薬品性、耐腐食性に優れていて身近な所で使われています。例えば接着剤や自動車の防食用塗料や船舶の塗料、高速道路のコンクリートの梁や柱の劣化防止用の塗料、飲料水のタンクや缶の内側に使われていたり、水門のゲートや枠等にも使用されている耐久性、汎用性抜群の樹脂なのです。

では、その強力な樹脂を使った錆止めをからまで、それぞれ説明します。

 

ハイポンルーフデクロ 

エポキシ樹脂を配合した、屋根用の11液形の錆止め2塗り重ね乾燥時間が4時間(20℃)で上塗り可能です。色数もブラウン、グレー、グリーン、ブルー、ディープグレー、モスグリーンの6色と豊富です。

1液ハイポンファインデクロ

ハイポンルーフデクロの兄弟的な1液形の錆止めです。塗り重ね乾燥時間は4時間(20℃

劣化溶融亜鉛メッキ面にも塗れ、外壁や鉄骨等の汎用の錆止めとしても使えます。

黒さび色、赤さび色、グレー、クリーム、ホワイト(白さび色)の5色

ハイポンファインプライマー

※12液形エポキシ樹脂系塗料の高防食性を保持したまま、使いやすくなりました。

強溶剤等の従来の変性エポキシ樹脂系塗料と同等の性能を保持しながら塗料用シンナーを使用する弱溶剤系の錆止めです。上塗りに各種トタンペイントはもとより油性の塗料、1液のシリコン、反応硬化形の各種塗料を塗れる汎用性を持ってます。

黒さび色、グレー、赤さび色、ホワイトの4色

ハイポン20ファイン

弱溶剤の錆止めの最高峰とも言える錆止めです。防食性、密着性の良い変性エポキシ樹脂を弱溶剤タイプにすることにより、旧塗膜を引き起こしにくく下地に優しく設計してあるので色々な塗膜の塗り替えに最適です。その分乾燥は遅いのですが塗りやすく、扱い易くなってます。橋梁、鋼構造物にも使われる強力な錆止めです。

 

1)1液と2液の違い

本来はエポキシ樹脂は主剤と硬化剤を混ぜて反応硬化させる2液タイプだったのです。役割を分けることによって最高の性能を引き出す設計となっていました。しかし、反面混ぜたら全部使い切らないと無駄が出てしまう欠陥ともなっていました。その不具合を解消するために2液タイプと同じ反応を出来るように、塗料の中にカプセル化した硬化剤をあらかじめ配合して、開缶して空気と触れる事によって硬化剤と反応が始まる様に作られたのが1液形です。最近は性能的にも2液形と遜色ない製品が多々出来てきています。

2)塗り重ね乾燥時間

2回目の塗装をするまでの放置時間の事です。インターバルとも言ってますが、乾くのを待ちきれず早く塗りすぎるとシンナー等の溶剤が塗膜に入り込んで塗膜を侵し縮みやフクレを起こします。

 

 

 

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何を塗ろうかな?!-錆止めは必要??- 

ケレンも済んだ!! -どんな仕上げにしようかな?!-

様々な状態に合った下地の調整も済みました!!

綺麗な色に仕上げてみたくなりますね。上塗りも後で説明致しますが、シリコン系、ウレタン系、フッ素等々、色々な種類が有り何で仕上げるか悩むところですね。

でも、いきなり上塗りを塗ってしまって良いのでしょうか?

錆止めは必要?

下地処理のところで説明しましたがクロスカットの評価が低かったりチョーキング、錆が発生している様な場合は勿論、塗膜の艶を上げたり塗膜強度や耐用年数を上げるのにも錆止めは是非塗りましょう!!

では、錆止めの目的、種類、特徴、塗り方等々説明しましょう。

錆止めとは??

第一の目的は錆の発生を防止したり、錆の進行を遅れさせる事で素材の耐久性を向上させる。又、上塗りとの中間層として塗る事により、下地の吸い込みを抑えて上塗りの仕上がりを良くし艶が上がります。艶が向上すると言う事は滑雪性(雪滑り)も上がります。

滑雪性が上がると屋根の上に雪が積もりにくくなるので、すが漏れ防止効果も有ります。

建物にも大きな加重が掛からなくなるので建物の耐久性もアップします。

膜厚が上がるので紫外線による塗膜の劣化の進行を遅くする効果も有ります。

錆止めの種類!!

錆止めの種類はおおむね次の三種類に分ける事ができます。

  1. 強溶剤タイプ
  2. 弱溶剤タイプ
  3. 性タイプ

①の強溶剤タイプは2液形エポキシ樹脂系の錆止めが代表的で、強い防食性・密着性を持ち橋梁や鉄骨等の塗装に広く使われています。名前の通り使われている樹脂等を溶かすのにトルエン、キシレン等の強い溶剤を使う錆止めです。強溶剤は人体や環境に影響のが有る有害な物質を使用しているので取り扱いには非常に注意が必要になります。

③の水性タイプは有害物質を使わない、又は非常に微量で抑えていて人体や環境に優しい錆止めです。最近は使用頻度も上がってきてます。以前は内部専用でしたが外部でも使用される事も多くなってます。これから使用も増えていくと思われます。

今回は①と③の説明は別な機会にして、使用頻度の高い②の弱溶剤タイプの説明をしたいと思います。

弱溶剤タイプの錆止めの特徴

強溶剤タイプが人体や環境に影響を与える非常に強い溶剤を使用しているのに対し、弱溶剤タイプは従来から使われている塗料用シンナーを溶剤としていますが古くからある塗料とは違い最新の技術が使われています。

塗料用シンナーを使用しているため乾燥速度が適度で塗装作業性が良く臭気が柔らかで環境に優しい塗料です。劣化の進んだ塗膜に塗装しても溶剤が弱いため旧塗膜がめくれてきたり下地を侵す危険性を少なく抑えてます。

防錆力も強溶剤タイプの2液形エポキシ樹脂系に匹敵する製品が多いです。

有害重金属の鉛・クロムを使用してません。

以上ご参考になりましたでしょうか?

では、次項ではお勧めの錆止めをご紹介致します。

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塗替えてみよう!!-その前に大事な下地処理- 

いきなり塗っても大丈夫??

「トタンの声を聞こう」の項でお話しましたが見て、触って塗装が可能と診断できましたら、いよいよどの様な塗料を使おう!! どんな色にしようか??

などとワクワクとしてくると思います。でも、お化粧と同じで何も下地を作らないで塗ると後で剥がれたり、変色したりと大変な事となってしまうとご説明しました。

では、大切な下地処理についてご説明致します!!

ケレンしなきゃ!! ※1)ケレンって何っ!?-

ケレンとは塗膜に傷み・汚れが有るときにサンドペーパー・手工具・電動工具等で掃除して脆弱部分を取り除く事を言います。場合によっては全面にわたり傷んだ旧塗膜を剥離することもあります。

そのような場合は剥離剤(リムーバー)を使用することが有ります。剥離剤には、ジクロロメタンと言う強烈な成分を含んだ製品やアルコール系溶剤や強アルカリタイプの非ジクロロメタン系が有りますが、何れにしても非常に危険を伴う作業ですのでプロに任せた方が良いでしょう。

ケレンしてみる!!-下地の状態でケレン方法も色々-

ここではクロスカット法での評価を基本にしたケレン方法を紹介します。

トタンの状態が下記の場合

  1. 評価点01 殆ど剥がれが無く、若干の艶引け、退色が有る状態
  2. 評価点 2  ①の状態 プラス 若干の剥がれ Xカット面の515%程度

          ※2)チョーキング(白化)も発生してきている。

  3. 評価点3 Xカット面に沿って部分的、全体的に剥がれが生じている

        (剥離がXカット面の1535%程度)

     

ケレン方法

1】評価点がの場合は非常に良好な状態と言えます。とは言え最低限、掃除と脱脂、目荒らしは必要ですので下記の工程をお勧めします。

工程1

  1. ゴミ、埃、をワイヤーブラシや※3)ラスター刷毛等で掃除する。高圧洗浄かホースで水洗い後一日置く。油等が有れば塗料用シンナーで拭いて脱脂する。

  2. ※4)布ペーパー、不織布研磨材、ディスクペーパー等でトタン表面を研磨して足付けをする。

  3. 塗装前にブロアーで飛ばすか、無ければラスター刷毛等で掃いて清浄な面とするよう

    しましょう

2】評価点がの場合はかなり劣化が進行している状態です。塗膜のチョーキングも進み粉化、塗膜の軟化も進み恐らく錆も発生してきていると思われます。工程1で述べたのと同じ1.2.3)の工程を基本として、更に劣化塗膜のケレン、発錆部の錆落としも必要になります。

工程2

  1. ゴミ、埃、をワイヤーブラシやラスター刷毛等で掃除する。高圧洗浄かホースで水洗い後一日置く。油等が有れば塗料用シンナーで拭いて脱脂する。

  2. 錆やチョーキング箇所、劣化塗膜は※5)皮スキ、ワイヤーブラシやディスクサンダー等の電動工具も併用して出来るだけ取り除く。

  3. ケレンで出たゴミや埃は塗装前にブロアーで飛ばすか、無ければラスター刷毛等で掃いて清浄な面とするようにしましょう

3】評価点が④⑤となった場合は業者さん又は弊社にご相談下さい。

※1)ケレン・・由来はクリーニング(Cleaning)がなまってケレンになったと聞いております。

※2)チョーキング・・塗装の表面が紫外線、風雨、熱等によって樹脂分が劣化して粉化してしまう状態

 

※3)ラスター刷毛810

塗装準備や工場作業の掃除用として使われる刷毛。最高級豚毛を使用し特殊加工によって腰と毛の弾力を強化しています。塗装や接着剤の塗布にも使われてます。

※4)布ペーパー

紙ではなく、布に研磨剤を付着させている研磨用品。マジックロン、ケンマロン等 研磨力が強く頑固なサビ、屋根用としては#80~#100位が適当です。

不織布研磨剤

マジックロン、ケンマロン等 研磨力が強く頑固なサビ、塗膜水あか、コケなどを落とします。

ディスクペーパー 

MLカップ 5個入り不織布研磨材#80研磨力強く下地を傷めない。ベビーサンダーに取り付け研磨します。

5)Y型皮スキ 60

ペンキはがしから頑固な錆のかき落としまで軽快に作業出来るスクレーパーです。

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トタンの声を聞こう -その2 触る-

触ってみよう・・・劣化診断をしてみましょう

見た目以上に劣化が進行している場合も有ります。

出来れば直接触って劣化具合を見てみましょう!!

 チョーキングの有無

チョーキング

「トタン屋根も大変だ」の項でも説明しましたが、チョーキングは表面が粉化してしまっているので

そのまま塗っても、大げさに言えば砂の上に塗るようなもので塗料は密着せずにすぐ剥がれてしまいます。

劣化診断の決め手 クロスカット法!!

塗膜の劣化度合いを判定する方法です。

厳密には角度も決められていますが、おおざっぱなやり方でも問題は有りません!!

傷んでいそうな所(軒先など)をカッターで4~5㎝の長さで下地まで届く切り傷を十文字に付けます。出来れば定規を当てて行った方が良いでしょう。カッターで切った上にテープを貼り剝がした時の残り方で劣化度合いを判定する方法です。

クロスカット法

特別な道具は不要です

  • カッターナイフ
  • セロテープ(布テープでもOK)
  • 消しゴム(無ければ雑巾か軍手でOK)

手順

  1. 先ほどの説明の様にカッターで切り傷を付けます。
  2. 切り傷のうえにセロテープを貼り付け消しゴムや布等で擦りテープを完全に密着させます。
  3. セロテープの端を持って一気に引き剥がします。

クロスカット法評価法

10点 : 剥がれが全くない

8点  : 交点に剥がれが無く、X部にわずかな剥がれが有る。

6点  : Xカット部の交点から1.5㎜以内の剥がれが有る。

4点  : Xカット部の交点から3.0㎜以内の剥がれが有る。

2点  : テープを貼ったXカットの大部分に剥がれが有る。

1点 : Xカット部よりも大きく剥がれる。(テープに殆ど付いてくる)

評価のとらえ方

評価点の結果が106点の場合は塗装可能です。下地処理のページをご覧下さいね!!

4点未満の場合は一般的にはそのままの状態では塗装出来ません。仮に塗装しても下地処理をきちんとしないと、艶引けしたり、剥離したりします。弊社もしくは業者様にご相談することをお勧め致します。

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トタンの声を聞こう -その1 見る-

トタンの声を聞いてみよう 先ずは見てみる!!

一般的に塗装する時の下地処理については、よく女性の化粧にたとえられます。

肌に合わないものを塗ってみたり、いきなり厚化粧をしてしまうと仕上がりも良くないし、第一健康にも良くありません。何事も下地が大事ですね!!

新築時からお住まいで初めての塗り替えでしたら問題は先ず有りませんが中古住宅でのリニューアルであれば、先ずは現状を良く見て塗り替えが可能かどのような塗料、塗装方法が良いか判断しましょう!! では、その方法を何点かお教えいたします。

 

見た目での判断・・・ つなぎ目があるか?艶はあるか?

つなぎが有るか?

初めての塗り替えであれば長尺や横張のトタンは汚れを掃除、目荒らし等の処理後に塗装すれば問題は有りませんが、過去に塗装歴が有ると下地の状態で塗装方法は変えなければなりません。先ずは下からか、少し離れて屋根を見てみましょう!!

下の写真は刷毛で塗り替えをしているところですが人の右手のトタンに筋が入っているのが見えると思います。

これは「つなぎ」と言って刷毛、ローラーでもなりますが上から下まで一気に塗る事はないので必ず塗り重ねる場所が出来ます。それが「つなぎ」です。

つなぎが有れば最低1回は塗装していると言う事です。

艶は有るか?

つなぎの有無と一緒に艶が残っている艶が引けているかも調べましょう!

日の当たる面と当たらない面どちらも見てみましょう!

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抗ウイルスクリア塗料をテスト塗りしてみた!!

外ではマスク、お店や公共施設など多くの人の手が触れる所はアルコール等で除菌、ドアノブや手の触れる所を除菌スプレーで綺麗にする等々大変ですね!!

抗菌機能を持ったシートを貼るのも良いけど、塗ってウィルス対策出来ないかなぁと思って探してみたら有りました!!

抗ウィルス塗料「バイオクリアコート」

バイオクリアコートは抗ウィルス効果が実証された無色透明のクリア塗料で塗るだけで99.9999%以上ウィルスを抑制する凄い機能を持った塗料です!!

先ずは実際に使ってみるのが一番!!早速仕入れてテスト塗りしてみました。

社員皆で一箇所ずつ試しに塗ってみました!!

 

用意するもの

水性のアクリル樹脂のクリヤー塗料なので刷毛はナイロンの刷毛かローラー、ウェスもOK

養生は特に必要いりません

養生とは塗装する時に塗料が付いてはいけない所をポリフィルム等であらかじめ囲っておくことです。

                                                  さぁ!塗ってみよう!!

  1. 塗る所を除菌用のアルコール等を布ウェス等に含ませ油や汚れを拭き取ります
  2. クリヤーを塗りすぎるとダレて白く変色したままになるので刷毛に含ませ過ぎない!!
  3. まんべんなく1回塗れば完成!!全くの透明になりますが艶は5分艶位です。

    4時間位置けば触れます。18時間置けば大丈夫です!!

  4. メンテナンスは簡単!汚れが付いたら軽く水拭きするだけ。
    1. 塗った箇所に施工済み認定ステッカーを貼れば安心感が増します

    詳しくは塗料紹介のページをご覧下さい。

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トタン屋根も大変なのだ!-屋根の診断をしてみよう-

トタン屋根も大変なのだ!

大切な家族を守ってくれるマイホーム、建築当初は綺麗ですね!しかし筑後10年もするといたる所に汚れや痛みが目に付くようになります。内装の汚れは大掃除等で綺麗にする事は出来ますが、外側に注目すると屋根や外壁は汚れていませんか

外壁は別の機会でご紹介しますが、先ず屋根の診断をしてみましょう!!

トタン屋根の特徴

常に太陽光に照らされていて、紫外線や雨風にさらされています。素材は金属なので熱伝導性が高く、夏場は高温になり冬場は低温となります。

更に、北国では雪が積もり場合によっては1m以上の雪が冬期間乗っています。

暖気が入ると溶け、寒気ではそれが凍りを繰り返します。と言う事は氷になると非常に重くなり何10トンと言う荷重が建物に掛かります!!

春になるとその氷は解け始め屋根から滑り落ちます!

氷が落ちる時にはトタン屋根の表面を削るように落ちていきます。

と言うように屋根は一年中大変な環境から建物を守ってくれていますが年々劣化が進行していきます。では、トタン屋根の劣化はどの様に進行していくのか説明しましょう!!

トタン屋根の劣化が進行すると

劣化塗膜

チョーキング

  1. 艶が無くなってきて、変色、退色が進行します
  2. チョーキングしてきます。
  3. 赤さびが発生し、膨れ、剥がれが進行します。

チョーキングとは表面の劣化が進み樹脂、顔料が変質してチョークの様な粉状に変化して表面に付着した状態になる事を言います。

 

①塗膜の断面

②塗膜中の泡とピンホール

③塗膜が薄膜になると

④塗膜が爆裂を起こす!!

放置しておくとどうなるのでしょう

  1. の艶が引けたり、変色退色自体は特に目立った問題は有りませんが冬季になって雪が積もると滑雪性が悪くなり雪が落ちずに軒先等で凍りスガ漏りの原因となります。
  2. チョーキングが進行すると塗膜も薄くなり傷も付きやすく、錆も発生し易くなります。塗膜は必ずしも均一ではなく、混ぜた時に出来た空気の泡が塗膜中に残る事も有ります。塗料が乾燥する時に溶剤が抜けた穴がピンホールとして残ります。気泡が敗れた穴、ピンホールから水が入り塗膜を押し広げ錆の発生の原因となります。
  3. 放置すると張替えしなければならなくなります。

別の項で劣化度合いの判断の仕方を書きますね!!