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トタン屋根も大変なのだ!-屋根の診断をしてみよう-

トタン屋根も大変なのだ!

大切な家族を守ってくれるマイホーム、建築当初は綺麗ですね!しかし筑後10年もするといたる所に汚れや痛みが目に付くようになります。内装の汚れは大掃除等で綺麗にする事は出来ますが、外側に注目すると屋根や外壁は汚れていませんか

外壁は別の機会でご紹介しますが、先ず屋根の診断をしてみましょう!!

トタン屋根の特徴

常に太陽光に照らされていて、紫外線や雨風にさらされています。素材は金属なので熱伝導性が高く、夏場は高温になり冬場は低温となります。

更に、北国では雪が積もり場合によっては1m以上の雪が冬期間乗っています。

暖気が入ると溶け、寒気ではそれが凍りを繰り返します。と言う事は氷になると非常に重くなり何10トンと言う荷重が建物に掛かります!!

春になるとその氷は解け始め屋根から滑り落ちます!

氷が落ちる時にはトタン屋根の表面を削るように落ちていきます。

と言うように屋根は一年中大変な環境から建物を守ってくれていますが年々劣化が進行していきます。では、トタン屋根の劣化はどの様に進行していくのか説明しましょう!!

トタン屋根の劣化が進行すると

劣化塗膜

チョーキング

  1. 艶が無くなってきて、変色、退色が進行します
  2. チョーキングしてきます。
  3. 赤さびが発生し、膨れ、剥がれが進行します。

チョーキングとは表面の劣化が進み樹脂、顔料が変質してチョークの様な粉状に変化して表面に付着した状態になる事を言います。

 

①塗膜の断面

②塗膜中の泡とピンホール

③塗膜が薄膜になると

④塗膜が爆裂を起こす!!

放置しておくとどうなるのでしょう

  1. の艶が引けたり、変色退色自体は特に目立った問題は有りませんが冬季になって雪が積もると滑雪性が悪くなり雪が落ちずに軒先等で凍りスガ漏りの原因となります。
  2. チョーキングが進行すると塗膜も薄くなり傷も付きやすく、錆も発生し易くなります。塗膜は必ずしも均一ではなく、混ぜた時に出来た空気の泡が塗膜中に残る事も有ります。塗料が乾燥する時に溶剤が抜けた穴がピンホールとして残ります。気泡が敗れた穴、ピンホールから水が入り塗膜を押し広げ錆の発生の原因となります。
  3. 放置すると張替えしなければならなくなります。

別の項で劣化度合いの判断の仕方を書きますね!!